2011年1月17日月曜日

Where Is The Influence Coming From?

ようやくからっと晴れた今日、とはいえ、まだ寒いのには変わりないんですけどね。
福岡が5度以下でウィーンが10度前後ってどういうことやねんっ!
寒さから逃げ出してきたつもりが、しっかり寒さと一緒に日本で生活しています・・・。

最近、某後輩らのせいで、色んな人のブログを拝見させてもらっているのですが、芸能人のみなさんのブログはすごいですね。
時には一日に何度もブログを更新して、ファンや読者に色んな情報を提供しています。

私には到底できないことです・・・。このブログも書こう書こうとして結局3日経ってしまった始末・・。
芸能人のみなさんがあんなにブログを更新できるのも日々いろんなところにアンテナをはっていたり、日々の生活が充実しているからなんでしょうね。
そう考えると、私ももう少しいろんなところに目を向けていかないととは思います。

とりわけそんなことにひょんなことから気付かせてくれた某後輩のうちの一人が、さらにある情報を提供してくれました。
それは私のことを『時代遅れ』のような生意気な発言から始まったのですが、巷で話題になった本を私が読んでないということで思いのほか叱責されてしまいました。

何の本かというと、これです。


何やら野球部がストーリーになっているとやらで、その後輩からは『野球部やったのにそんなことも知らないんですか?!』と、言われたので、そのうち読もうなんて考えていたら、高校の同級生も最近読んでいて、強いては、我が父親があくる日その本を購入してきました。

そこまで縁があるのなら読まない手はない、と先日読んでみました。
ネタばれ?といっても、もうほとんどの人は読んでいるだろうということで、ある程度話を入れながらの感想を。

設定は、ある女子生徒が2年の夏から野球部のマネージャーになり、野球部を甲子園に連れていくという設定。
野球部だからみろといわれたけれども、まぁこの設定から何となく腑に落ちない感じで読み進めることに。
そのマネージャーがある本との出会いによって徐々に野球部の改革を行うわけですが、その『ある本』とはP.Fドラッカーという人の『マネジメント』という本。この人どうやらオーストリア人らしいです。
そんなところにもささやかな縁があったわけですが、野球部を改革するにあたり要所要所でその『マネジメント』という本からの引用を用いて、この場面ではどのようにむきあえばいいのかといったような話が取り込まれている。

私自身、その引用に対しての共感、発見というのはあったのですが、いかんせん、ストーリーがどうもすっきりしない。
ある野球部員が途中から『マネジメント』側に入ってからは少しそれっぽくはなったという印象をうけたのですが、やはり野球部の観点からとみるとどうも合点がいかないことが多々見られました。

特に大会前にキャプテンを変えるというところ。それならば野球部員がマネージャー側に入った時点にキャプテンにしたほうが、統率力という点に対しても読み手側からしたら少しは納得させられたと思う。
現に、ストーリー内ではチームを分割し、そのチーム内にリーダーを作ってやるという『マネジメント』を行っているわけで、この時点で前・キャプテンがその全体を仕切っているというよりかは、『マネジメント』チームのマネージャーが全体を仕切っているといった印象。実際、キャプテンの出番もストーリーではほぼなし。

筆者はAKB48の幾人かがモデルになっていると、後述しているのですが、いっそのことそこでストーリーを書いても良かったような気もします。
ただこの設定が、もしある野球部員が怪我か何らかの影響で、マネージャーとしてだけでしか部に残れないという状況で、彼がそういった観点から部を甲子園に導く、という設定だったら私自身もっとのめり込んで読んでいたかなというのが読んでからの率直な意見。
きっとそうすると、ちょっと男くさくなりすぎたのでしょう。
この『マネジメント』というのをここまで野球という範疇で説明しているところはとても素晴らしいとは思います。

というわけで、ほとんど内容話し、批評で終わってしまいまして、私のブログを読んでいる方で読んでない人がいて、もしこれから読もうと思っていた方がいたらすいません・・。

そんな感じで、今日は文字数がかなり多くなってしまいました。
日本滞在もあと10日超。前述の通り、もう少しいろんなところに目を向けながら残りの時間を満喫したいですね。

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